INDEX
①まずは配信側のインターネット環境が重要
②上り、下りって何?
③回線速度を計測してみよう
④必要な回線速度ってどれくらい?
⑤スマホで消費するギガ数ってどれくらい?
⑥これだけでは足りない配信イベントの盲点
①まずは配信側のネット環境が重要
配信イベントは「配信する側」と「受信する(視聴する)側」のどちらかに属することになります。もちろん両方のネット環境が重要なのですが、受信する側のネット環境まではイベントを運営する主催者としてはそこまで把握しきれないというのが実情かと思います。自宅なのか、外出先なのか、どのような回線なのか、何人で利用している状況なのか、無線なのか有線なのか、などなど人それぞれだと思いますし、そこまで主催側が環境を用意することもできないというのが現状だと思います。
重要なのは受信側ではなく、配信側がどのようなインターネット環境かというのが重要になってきます。
配信側が不安定なネットワークだといくら受信側が適切なネット環境下であったとしても、音声や映像が途切れるという現象が起こりえます。
せっかくの配信イベントが残念な結果にならないためにも、配信側の環境を整えていきましょう。
②上り、下りって何?
まずインターネット回線では、「上り」、「下り」という単語がよく出てきます。簡単にまとめると以下になります。
上り(アップロード)は送信速度のことです。
相手に何かを送るときが該当します。例えばメール送信やデータのアップロードなどが該当します。配信イベントでは配信側にとって重要な数値となります。
下り(ダウンロード)は受信速度です。例えばメールの受信やHPの閲覧などが該当します。配信イベントでは受信側にとって重要な数値となります。
③回線速度を計測してみよう
「じゃ今使ってるインターネット回線はどのくらいの速度なの?」という疑問が湧いてくると思います。
早速計測してみましょう。
測定するツールはいくつかありますが、まずはこちらで測定してみてください。
いかがでしたでしょうか。
「うちは最大1Gbpsのプランを申し込んでいるはず!」
という方はこちらをご覧ください。
④必要な回線速度ってどれくらい?
では、回線速度はどのくらいの値が適当なのでしょうか。
例えば、ZOOMを使って配信イベントを行う場合、それなりの画質と音声を担保するには最低でもアップロード速度は10Mbps前後は必要です。ZOOM公表数値はもっと低いのですが、あくまで最低の数値なので、もっと余裕をみておかないと危険です。余裕を持つなら30Mbpsぐらいあれば大人数でも高解像度の画像で安定した状態で配信できます。
⑤スマホで消費するデータ利用量ってどれくらい?
ZOOM等のオンライン会議ツールをビデオ付きで使用した場合、1時間あたり600MB~1GBほどのデータ容量になります。スマホをどのようなプランで契約しているかは個人個人で違うかと思いますが、少ないデータ容量のプランを選んでいる方にとっては、ZOOMを1時間使用しただけで1GBの消費は結構痛いはずです。なので、配信イベントに参加する方はできるだけPCでの接続がおすすめということになります。
⑥これだけでは足りない配信イベントの盲点
ここまではPC1台、スマホ1台について解説してきましたが、通常の配信イベントでは、PC1台ではなく、複数台使う場合がほとんどです。
例えば、ZOOMだけではなくて、YouTube Liveの2本柱で配信をしたり、
ちゃんと配信ができているかどうかの確認するためのPCであったり、
ZOOMでの参加者の画面を合成して配信画面に乗せるためのZOOM受信用PCであったり、というように複数台のPCをネットワークにつなぐ場合が多いです。
PCを複数台ネットワークにつなぐということはそれだけデータ転送量も多くなってくるということになります。
まとめ
配信側のインターネット環境がいかに大切かというのはわかっていただけたのではないかと思います。
是非今ある回線の速度を計測してみてください。
「速度が出てない!」、「過去に配信イベント失敗した!」、そんな方は新規インターネット回線の新設をご検討ください。