参加者を飽きさせない仕掛け
オンライン社内イベントの成功ポイントは、いかに参加者を飽きさせないかということがあげられます。
従来のオフラインイベント(リアルイベント)と違い、オンライン社内イベントは遠隔地にいる参加者の表情や様子は把握しづらいのが特徴的です。主催者と参加者、また参加者同士についても同じことが言えます。
オフラインイベントでは、大勢が集まる会場の雰囲気、音響・照明・映像のダイレクトで感じる迫力、休憩中の仲間との何気ない会話ですら価値がありましたが、オンラインイベントではそうはいきません。
オンラインイベントの場合、参加者一人ひとりがPCを目の前にして、一人で参加していることを考えると、イベントプログラムの本筋以外の要素はほぼゼロになります。
結果的に、コンテンツ以外に楽しみ要素は減り、飽きてしまうきっかけにもなってしまいます。
また、一方的になりやすく、発信側と受信側という形で明確に分かれてしまうことがオンラインイベントのデメリットと言えます。
オンラインイベントの弱点を理解した上で、オンラインの良いところを最大限活用することがイベントを成功させる大切な要素となります。
仮想空間でのイベント開催
オンライン社内イベントをさらに非日常感や参加感を作るために仮想空間(VR)を使うという手段があります。
例えば、Cluster(クラスター)です。
こちらのサービスは仮想空間の中にイベントスペースを作ることができます。
誰でもイベントを開催することができ、参加者をこの仮想空間に集めることが可能です。
オフラインイベントに近いようなイベントが仮想空間上でも再現可能です。
インターネット環境さえあれば、PCやスマホなどでどこからでも参加ができます。
参加者はアバターを操作します。アバターを操作して仮想空間内を歩くことができます。 客席の一番前からステージを見ても良いですし、後方から見ても良いですし、会場内でのアクションはそれぞれ自由です。リアクション機能などもついているので、自分の感情を示すこともできます。
会場内のスクリーンに動画を流したり、チャット機能でコミュニケーションをとることもできます。リアルタイムに反映されるので、参加者とのコミュニケーションもとることができ参加感が高まります。
無料版もありますので基本的な操作は無料で体験できます。
予め用意されている仮想空間であれば、すぐにイベントを開くことができます。
設定で限定公開もできるので、全く知らない人が入ってきてしまうということもありません。
一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
オンライン社内イベントはただやればいいというものではありません。参加者の立場にたった企画設計が必要になります。
オンラインイベントであるがゆえにリアルイベントと違ってできなくなってしまったことがある一方で、オンラインイベントだからこそできることがあります。新たな社内イベントの形をつくってみてはいかがでしょうか。